Rintaro Hara | Works

法華寺のための空間ドローイング

法華寺のための空間ドローイング
法華寺のための空間ドローイング
法華寺のための空間ドローイング
法華寺のための空間ドローイング
法華寺のための空間ドローイング
法華寺のための空間ドローイング
  • 法華寺のための空間ドローイング
  • 材料:紐、モーター、滑車、ブラックライト、木材
  • 制作年:2022
  • 会場:中山法華経寺/千葉

蛍光色の紐が非常に遅いスピードで軌道上を移動することで、立体的なドローイングが形を変化させていくインスタレーション。暗い空間にブラックライトを複数設置し、蛍光色に光る紐と滑車を組み合わせ立体的な図形を作る。紐の周長の半分を蛍光色、残り半分を黒くすることで、光が移動する立体ドローイングが空中に浮かび上がらせ、モーターで動かす。 この表現は私が長年続けている”非生産的運動の美”の追求でもある。日常においての機械による運動は、人々の生活に役立つことで初めて意味を持つが、この作品は、目的がなく単純に軌道上を紐が動いているだけ生産性はあるわけではない。しかしカルダーの彫刻や、ムナーリの「役に立たない機械」のように、動き自体がアートそのものだと考えている。不気味なゴーストのようでもあり、スピードの遅いレーザー光線のようにも見える紐のドローイングで、鑑賞者の心にさまざまな想像を膨らませる。1枚目の写真中央の立体は、展示会場である千葉県の中山法華経寺の正門を模したものである。

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